ま〜面白かったです。
なぜ、ま〜かと言うと、扱っている世界観に共感・理解が出来るかどうかで、かなり観やすい映画かそうでないかが変わると思います。
特に、ネットの仮想世界・アバター・アカウント・ゲームなどの言葉の理解や、その事に対しての観る人の関わり度で映画の評価がかなり違う物になると思います。
以下本編の内容に触れる部分が有ると思うので、
観ようと思っている方は
読まない様にしてください!
どんな作品でも、
共感・理解出来るかどうか = 評価
なんですが、
前作の「時をかける少女」の様に、学生生活・恋愛話・時間を行き来出来ると言う世界観は殆どの人が瞬時に共感・理解出来るのに対し、ネットの仮想世界・アバターなどと言うのはまだまだどうなんだろうと感じます。
監督がどの辺りのユーザーをターゲットにして作られたのかは分かりませんが、ネットのアカウントが使用出来なくなる事や、ネット上の自分の分身であるアバターに対してどれだけリアルに思えるかで、物語の最大の山場である、主人公と大家族陣内家の人達が命をかけてネット世界の化け物に挑むと言うのが、見せ場になるかどうか?って思えます。
物語の設定上、世界の殆どの人が「OZ」と言うネットサービスの恩恵を受けていて、このネットサービスを守らねば現実世界でも多大なる影響が出ると言う事になっています。
しかし、僕の感じ方ですが、映画を見ている人達のネット上のツールやコミュニケーションのサービス利用の仕方って、今使い易いとか人気のサービスだからって感じでの利用で、そのサービスが使えなくなったりとかしても、同じ様な事が出来る別のサービスが出来ればそちらへ移動って言う様に、すごくライトな考えでネットに接しているのではないかと感じます。
そのライトな考えに対して、もっとリアルな人間関係を・・・と言う警鐘を促しているシーンも有りますが、アナログな何かでネットの化け物を倒し、もっとリアルな・・・という感じでは無く、ネットはネットで対決して解決すると言う感じになっているのでどうなのだろう?と思えました。
あと、キャラクタの音声が、なんか映像と分離している様な感覚を受けました。
キャラクタの音声は音声だけの世界で動いていて、映像は映像の世界で動いていて・・・って感じで・・・
声を演じている人がどうと言う話ではなく、聞こえる感覚としてです。ってなんかよく分からない言い方ですが(^^;
と、色々面白くなさそうな事を書きましたが、ネットやアバターなどに対しての理解度が有る程度有れば、
間違いなく楽しめる作品
だと思います。
映像は綺麗ですし、CGの良い所が前面に出ていて見応えがあります。
特に、手書きでは無理であろうネットの化け物の表現は、大画面で観るのがお勧めです。
作った人大変だっただろうな〜(^^;
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